イベント
- 2024年11月5日
-
スマトラ沖大地震・インド洋津波被災20年記念行事 アチェ津波メモリーグラフ・コンテストが始まりました。
- 2024年8月21日
-
大規模災害の記録と記憶の継承におけるスマホアプリの活用:インドネシア・アチェ州でワークショップを実施しました
- 2024年5月26日
-
景観 ×デジタル古写真アプリで体験する地域の歴史
- 2024年3月1日
-
レトロ⇔モダン 古写真でめぐるまちあるき
- 2023年11月14日
-
近代建築WEEK2023 三条通の近代洋風建築群 -デジタル技術に触れて楽しむ-にて、メモリーグラフを活用したイベント「スマホで三条 まちなみの変遷発見ラリー」を開催します。
ニュース
- 2024年12月26日
-
アチェ津波メモリーグラフ・コンテストなどの取り組みがメディアで紹介されました。詳しくは「西芳実准教授らが進める災害の記憶の継承の取り組みが主要メディアで紹介されました」をご覧ください。
- 2024年12月19日
-
NHK WORLDのNews Room Tokyoで、インドネシア・アチェのイベントでメモリーグラフが利用された様子が放映されました。
- 2024年10月29日
-
Android版とiOS版のアプリをバージョン1.3.7に更新しました。アプリにコンテスト機能が登場しました。
- 2024年6月20日
-
Android版とiOS版のアプリをバージョン1.3.4に更新しました。アプリがインドネシア語に対応しました。
- 2024年2月29日
-
ROIS-DS第4回成果報告会にて、大阪大学の高橋 彰さんが、メモリーグラフを用いた京都の町並み変化に関する地域学習教材に関する研究の発表を行いました。
- 2024年1月30日
-
Android版とiOS版のアプリをバージョン1.3.2に更新しました。アプリが中国語に対応しました。また背景地図表示時の挙動を修正しました。
- 2023年12月26日
-
Android版とiOS版のアプリをバージョン1.3に更新しました。またメモグラ・マネージャおよびメモグラ・ビューアを公開しました。
- 2023年11月10日
-
デジタルアーカイブ学会第8回研究大会にて、メモリーグラフ:同一構図撮影を支援するカメラアプリによるフィールドワークの展開の発表を行いました。
- 2023年10月13日
-
Android版とiOS版のアプリをバージョン1.2に更新しました。
- 2023年6月28日
-
Android版とiOS版のアプリをバージョン1.1に更新しました。
- 2023年3月14日
-
Android版とiOS版のアプリを正式公開しました。アプリの利用は無料です。Google PlayまたはApp Storeからインストールし、スマートフォンやタブレットなどでご利用下さい。
歴史
メモリーグラフはメモリープラットフォームの研究の一環として構築しているアプリです。最初のアプリであるメモリーハンティングは、2013年11月頃に着想を得て、2014年3月に最初のAndroid版が誕生しました。2014年12月には、古写真と現代の景観を重ね合わせて撮影するアプリとしてGoogle Playで公開。その後も多くのイベントで活用して一定の成果をおさめました。
この後継バージョンとして開発を開始したのがメモリーグラフです。課題はいくつかありました。
-
人々が日常でも活用できるように、パーソナルな写真を使った重ね撮りを可能としたい。
-
AndroidだけでなくiOSにも対応するためには、マルチプラットフォームに対応できる基盤で作り直す必要がある。
第一の課題に対応するために、2015年からメモリーグラフの開発を開始しました。また、アプリを様々なプロジェクトで活用しやすくするよう、目的別にアプリを分けました。最終的には、メモリーグラフの最初のバージョンに加えて、4つの類似アプリを公開しました。うち3つのアプリの情報を以下に示します。
KYOTOメモリーグラフ
|
花ログ
|
雪ログ
|
|
|
|
KYOTOメモリーグラフは、市電写真を中心として京都の景観変化を探るアプリです。
|
花ログは、花が咲いて散るまでの一生をカメラで記録しシェアするアプリです。身近に咲く花の日々の変化を撮影し、スマートフォンカメラで定点観測してみましょう。いまどこでどんな花が咲いているのか、みんなでシェアしてみませんか?
|
雪ログは、各地の積雪状況をスマートフォンカメラで定点観測するアプリです。雪が降って、積もり、融けていく過程を撮影し、スマートフォンカメラで定点観測してみましょう。いまどこでどれほどの雪がありどんな状態なのか、みんなでシェアしてみませんか?
|
これらを活用した観光向けイベントを京都や長崎などで展開し、防災向け実証実験も札幌で進めました。
一方、第二の課題については、マルチプラットフォームのための開発環境の状況を見守っていましたが、Google社が開発を進めるFlutterが一定のレベルに成熟したことから、2019年にアプリをFlutterで抜本的に再構築する作業に着手しました。その後、類似アプリを複数公開する方式を禁止するアプリストアのポリシー変更により、2020年10月以降は旧「メモリーグラフ」ファミリーがすべて使えなくなりました。
その後、APIやユーザインタフェースの再設計に取り組み、いくつかのテストバージョンを開発しました。その成果として、2023年3月に、Android版とiOS版の新「メモリーグラフ」をリリースしました。